Q 相続に関する裁判手続きにはどのようなものがありますか。
A 弁護士による回答:今回の相続のご相談は、相続に関する裁判手続きです。
相続に関するご相談は、主として家庭裁判所の調停、審判手続きですが、地方裁判所における訴訟手続きもあります。1つの事件の中で複数の裁判が同時に行われることも少なくありません。
弁護士法人ベストロイヤーズ法律事務所(千葉)における、相続のご相談においても、家庭裁判所における遺言無効確認調停と、地方裁判所における不当利得返還訴訟を同時に起こした例などがあります。
弁護士による相続解説:相続に関する裁判手続きとして主なものは、以下のものがあります。
相続に関する裁判手続きは、多様な種類があり、裁判管轄の問題、家庭裁判所だけでなく、地方裁判所で行う必要があるものもあります。それぞれの裁判の特徴の理解や手続きの進め方を理解して、相続問題の解決を図ることが重要となります。
相続人、相続関係者間で、協議がまとまらず、裁判手続きになりそうな場合には、相続に詳しい弁護士に相談しながら進めることが肝要です。
○遺言に関する裁判手続き
・遺言執行者選任申し立て(家庭裁判所) ・(自筆証書)遺言の検認手続き(家庭裁判所)
・遺言無効確認訴訟(地方裁判所) ・遺留分減殺調停(家庭裁判所)、遺留分減殺訴訟(地方裁判所)
○遺産分割
・遺産分割調停(家庭裁判所) ・遺産分割審判(家庭裁判所)
○遺産の範囲
・遺産の範囲確認訴訟(地方裁判所)
○相続放棄など
・相続放棄(家庭裁判所) ・限定承認手続き
・遺留分の放棄(家庭裁判所)
弁護士法人ベストロイヤーズ法律事務所(千葉)
弁護士大隅愛友(おおすみよしとも)