相続FAQ

遺産分割の方法|弁護士による相続相談

 兄と相続の件でもめてしまい、遺産分割の話し合いができない状況です。どのような解決方法がありますか。

 弁護士による回答:今回の相続のご相談は、「遺産分割の方法」です。

遺産分割紛争の解決方法としては、相続人間の協議(遺産分割協議)によるものと家庭裁判所による調停・審判手続きがあります。

遺産分割については、相続人及び相続財産の調査が非常に重要になります。その上で、どの相続人がどの相続財産を相続するのかを決めていきます。

弁護士による相続解説:遺産の分割について相続人の間で話合いがつかない場合には、家庭裁判所に遺産分割の調停を申し立てます。遺産分割の調停の申し立てに先立ち、相続人、相続財産調査を行い、最適な解決方法を検討していきます。

なお、相続税など手続きの期限があるものには注意が必要です。

また、遺言の遺産分割調停に先立ち、「遺言無効確認訴訟「や、「遺留分減殺請求訴訟」を行う必要がある場合もあります。

いずれの解決の場合でも、紛争が再燃しないようにすること、できる限り被相続人、各相続人の意思を尊重しながら進めていくことが重要となります。

相続手続きの進め方や調査について不安がある場合、専門家である弁護士へ相談しながら進めることをお勧めします。

弁護士法人ベストロイヤーズ法律事務所(千葉)
弁護士大隅愛友(おおすみよしとも)