相続FAQ

葬儀費用と相続税|弁護士による相続相談

Q 母が会社を営んでいた関係で、多額の葬儀費用を支出しました。この葬儀費用の支出は、相続税の申告の際、考慮されるのでしょうか。

A 最近は家族葬など多様な葬儀方法が出てきていますが、葬式費用は100万円から300万円が相場といわれており、非常に高額であることが一般です。

葬式費用は、相続税の計算において、遺産額から差し引くことが認められています。もっとも、初七日の費用、香典返し、墓地の購入については含まれません。

なお、葬式費用については、領収書がもらえない場合が少なくなく後で問題となる例が見られますので、メモに残す等の工夫を行うことが必要となることを覚えておくと役に立ちます。

弁護士法人ベストロイヤーズ法律事務所(千葉)
弁護士 大隅愛友(おおすみ よしとも)